つなげ手ねっ!と

「障害者をサポートするボランティア」vol.1

書き手:音訳グループぴっち代表 内山 孝 さん

『ぴっちの活動紹介』

「ぴっち」は、視覚障害者の方をサポートする「音訳ボランティアグループ」です。

「音訳(音声訳)」とは、文字情報を音声情報にすることを言います。視覚障害者の方が点字によって文字情報を入手することは古くからありますが、最近は点字よりも音訳を利用される方が増えています。中途失明で点字の取得が困難であるという理由に加えて、カセットテープの普及に始まり最近ではCDの利用が増え、中でも1枚のCDに10時間以上の録音が可能なデイジーCDが普及することにより、利用者の方はこれらの特別な器具を使って音訳を聞いて下さいます。

私たちが音訳しているものは、公共機関が発行している広報や新聞、利用者さんから依頼の書籍、雑誌、実用書(例えば料理のレシピなど)多岐にわたっています。また、ぴっち会員がそれぞれ短い読み物を持ち寄って1枚のCDにしたものを「ぴっちホーム通信」として、毎月お届けしています。これには利用者さんからいただいたお手紙も載せます。

音訳の基本は、第一に正確に読むこと、分り易く読むことです。そのために、文字の読み、言葉や文の読み、発音やアクセントなどを常に勉強します。先輩から後輩へ、学ぶことは受け継がれます。時には外部から講師を招いての勉強会もあります。現在利用者さんは約50人。この方たちと折に触れ交流があり、音訳についての貴重な助言を頂いています。

「ぴっち」の会員は男性4人を交えて35人。和気あいあいのグループです。平成9年に結成されて、今年で活動歴20年になります。3月には利用者さんと20周年記念の懇親会を催しました。今後もさらに長く活動することを誓ったグループです。