つなげ手ねっ!と

「障害者をサポートするボランティア」vol.8

書き手:福祉レクリエーションつくし 桑原 明美 さん

『みんなの笑顔にあいたくて』

長い人生も後半に入ったある日、身近な所で知的障害者の彼と知り合いました。穏やかで明るく澄んだ目をした彼に「ばらさん」とニックネームをもらいました。35年過ぎた今も彼は施設で元気に暮らしています。

数年後、一人暮らしとなった私は「つくし」と出会いました。福祉レクリエーション入門講座のOBで出来た「つくし」は、高齢者・障害者を対象にレクリエーションを行ってきましたが、なぜか15年程前から知的障害者との関わりが多くなり、今では毎月の定期レクも5施設とも知的障害者施設です。35年前の出会いが魅力の原因なのかも知れません。

秋になると多い施設のお祭りで毎年会う仲間たちも、ハイタッチの人、恥ずかしそうに笑ってくれる人、みんな嬉しい笑顔です。明るくきれいな目をした彼らに会うと、自分がいかに汚れた物ばかり見てきたのかと思い知らされます。たまにパニックになる人がいても、それはプロの職員さんにまかせて、ボラに行くのではなく癒されて楽しんで帰ってきます。どの施設の仲間たちも毎月会うのは当たり前の感じで待っていてくれますが、出会いから17、8年になる人も多く、短い時間ですが心の通じ合う貴重な時です。

ある日仲間との会話「○○さんいくつになった?」「35歳」「ウヮ~おばさんじゃん」「ばらさんだっておばあちゃんじゃん、あはは・・・」彼、彼女らは自分なりの自信とプライドを持った大切な友達です。「つくし」も次の世代を任せる若者たちが育ちづつあります。いつまでも仲間たちと笑顔の交流が続くサークルでありたいと願います。