つなげ手ねっ!と

「障害者をサポートするボランティア」vol.9

書き手:豊橋ともしび会 国沢 貞広 さん

『点字カレンダー』

豊橋ともしび会と云えば、「あぁ、点字カレンダーの・・・」と思い当たる人は少ないと思います。この会は、1960年(昭和35年)に故伊藤宝氏らによって結成されました。そして、翌年から点字カレンダーの作成に取り組み、小説などの点訳や録音テープと一緒に全国の盲学校に配布し始めました。

その当時の活動は、点字講習会や手話講習会の開催、富士山登山や遠足会、「あゆみの箱」募金協力などで、障害の種類や程度を問わず、広く障害者福祉に関わり、この地域の社会奉仕活動の先駆的役割を果たしました。現在は会員数もわずかで、点字カレンダーの作成のみを担っています。

さて、点字カレンダーの内容は、日付と曜日、旧暦、大安や吉日などの六曜、月の行事、日の出日の入の時刻を毎年載せ、その他として日常生活に関わる一口メモを付け加えています。作業は「あいトピア」の一室を借用し、亜鉛版によるローラー印刷、拾い、ページ確認、ホッチキス止め、背表紙貼り、壁掛け用紐をつけて一冊のカレンダーが完成します。そして年内に全国の点字図書館、盲学校に寄贈すると共に、申込みのあった方々に無料で発送しています。

2018年(いぬ年)版は57号の発行となりますが、長年に渡り点訳を担当してくださる点工房の皆さま、作業場所を提供してくださる豊橋市社会福祉協議会の皆さま、そして資金援助してくださる篤志家の皆さまなど、多くの方々のご支援、ご協力のおかげと感謝しています。

そして、何よりも毎年届く礼状が、会員の励みとなっています。