つなげ手ねっ!と

「障害者をサポートするボランティア」vol.7

書き手:豊橋要約筆記サークル“すくり~ん” 木原 和子 さん

『豊橋要約筆記サークル“すくり~ん”』

「要約筆記」というと、皆さんはどんなイメージを持たれますか?「何か書くの?」「速記みたいなの?」等々、よく分からないというのが正直なところでしょうか。私たち豊橋要約筆記サークル“すくり~ん”は、設立して30年を越えていますが、未だに認知度のさほど高くない地味な団体です。

「要約筆記」とは、聴覚障害者に、情報を文字で伝えることです。福祉大会や講演会などで、手話の近くにスクリーンがあって、手書き文字やパソコン入力された文字が映し出されるのをご覧になったこともあると思いますが、あれが要約筆記なのです。

さて、私たちは(少なくとも私は)、何でこんな地味な、大変なことをずっとやっているんでしょうね。仕事も持っていて、平日は仕事、土日は活動という会員も多いですし、昼間働ける方も、家庭や自分の健康等と相談しながら活動を続けています。

いろいろと考えると、やはり必要とする人たちがいるからですよね。コミュニケーション支援の活動として、今、この情報を文字にして伝えないと!という思い、これが原点だと考えます。自分自身も活動を始めた昭和60年代の「書いてくれてありがとう!」「こんな字じゃ読めん」「ありがとう。良く分かったよ」等々、難聴者の皆さんに言われた言葉の数々が自分の糧になっています。そして、一人でも多くの方が「要約筆記」について理解してくださることを願いつつ、活動を続けていきたいと思います。