つなげ手ねっ!と

「ボランティアネットワークに参加するグループ紹介」vol.2

書き手:豊橋要約筆記サークル“すくり~ん” 木原 和子 さん

「地味ですけど、いろんなところでがんばっています」

要約筆記、ご存知でしょうか。あいトピアで出会う人に聞いても、「何、それ?」「速記みたいなもの?」という返事が返ってきます。要約筆記とは、「話相手の話の内容をつかみ、それを文字にして伝える、聴覚障害者のためのコミュニケーションの保障」手段の一つです。講演会とかで、手話通訳の横にスクリーンがあって、そこに文字が映し出されている、あれです。というと、見たことある人はなんとなく理解してくれます。意外に歴史は古く、1960年代から始まっているのですよ。その割に知名度が低いのは、どうしてなんでしょう。

思うに、聴覚障害者=ろう者=手話、という図式が社会一般に広まっていて、聴覚障害者はみんな手話でコミュニケーションがとれる、と思われているのが一因かと思います。さらに、(これはあくまでも個人的感想ですが)要約筆記をする人って、地味な人が多いかも、と思うのです。だってほら、手話通訳さんは舞台に立つけど、要約筆記者って、表舞台には出ないでしょ。人前で話したり、手話を表現することは恐れ多くてできないけど、顔が見えないなら、と思っている人が長続きしているのでは、と、ふと思うのです。ですが、今、少しずつ要約筆記も世間に知られるようになってきています。そして、難聴者・中途失聴者のコミュニケーションを担うという大事な役割に対し、自覚や誇りをもって活動している要約筆記者も増えてきています。大変だけれど、やりがいのある活動であることには間違いありません。

ほら、そこのあなた、すこーし興味がわいたら、ちょっとだけ、のぞきに来てみませんか?地味だけれど、案外、奥深いものがありますよ。要約筆記って。