ぼらんてぃあ通信

相手の気持ちになって

先日たまたま見たテレビ番組で、車いすを利用されている方の生活が紹介されていました。この方が実際に住んでいる部屋にカメラが設置され、家事や休憩の様子等、普段の暮らしぶりがリアルに映し出されていました。

この方は両手両足に麻痺がある中、「自分で出来ることは自分でやる」と一人暮らしをされています。部屋探しの際は、『バリアフリーの物件』と紹介されていても、手すりが付いているのみでドアがスライド式ではない等、車いす利用には向かない物件も多く苦労されたそうです。

番組の中では、料理や洗濯等様々な家事を一人でこなしている様子が映っていました。中でも印象に残ったのが、食事後のお皿洗いです。料理中の包丁の使用だけでも力がいるので大変そうでしたが、それ以上に『お皿を持つ・洗う・洗ったものを持ち上げて水切りカゴに移す』という作業が何よりも大変らしく、息を切らしながら行っていました。健常者にとっては、お皿洗いは力仕事の部類にはなかなか入らないと思いますが、両手両足に不自由があると重労働になってしまうのです。相手の気持ちは相手の立場になってみないと分からないということを痛感させられました。

自分にとって当たり前に思うことが、他人にとっては難しいこともあるということに気付いて、支え合うことが大切です。そのためには、お互いにコミュニケーションをとって、状況や気持ちを理解することが必要となります。家族・友人・初めて会った人等、どのような人に対しても思いやりの心を持って接することが出来るといいですね。