ともに歩く
障害のある方を支援するボランティアにはさまざまな種類がありますが、今回は目の不自由な方の外出をお手伝いする『視覚障害者ガイドヘルプボランティア』についてご紹介します。
目の不自由な方にとって、行き慣れていない場所や初めて行く場所へ一人で外出するのは容易なことではありません。もちろん、白杖で足元を確認したり、スマートフォンの音声案内を使えばある程度は歩けるという方もいらっしゃいますが、視覚に頼れない状態で常に周囲の状況に注意を払うのは難しく、危険が伴います。
そんな時に、付き添って目の代わりをするのがガイドヘルプボランティアです。ガイド者は目の不自由な方に肘の辺りを持ってもらい、半歩前に立って歩調を揃えて歩きます。お散歩や通院、買い物など、随時入って来る依頼に応じて安全な外出のお手伝いをしています。このコロナ禍の状況でも、可能な限り社会参加の手助けをしていきたいという思いから、感染対策をしながら無理のない範囲でガイド活動を継続しています。
以前、ガイド依頼をいただいた方から「私にとって、ガイドの方は社会と繋がる窓です」と言われたことがあります。その方にとっては、毎週のお散歩の際にガイドの方と色々なお話をするのが何よりの楽しみだそうです。ガイドをするボランティアの方にも、そういった交流が楽しくて活動を長年続けているという方が多数いらっしゃいます。
このような状況だからこそ、人とのふれあいを大切にするボランティア活動の重要性が増しているように思います。色々な活動がありますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください!
2021年8月20日