カテゴリー 今月の川柳

今月の川柳

平成28年7月『戦中派 消費期限は こわくない』

作:山田 道明(やしの実6月号より) この句は昭和一桁以前に生まれた方には意味が分かりますが、戦時中の食料事情はひどいものでした。賞味期限などはなく腐っていなければ良しとして食べていました。今ですと廃…

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平成28年6月『応援に 女も恥も 捨て叫ぶ』

作:伊藤 信平(やしの実5月号より) テレビ中継でプロ野球やサッカーの試合を見ると、その応援はすさまじいものを感じとれます。特に甲子園の阪神はすごい様です。大声で応援すると日頃のストレス解消になるよう…

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平成28年5月『嫁ぐ娘の 足りぬ覚悟が 気にかかる』

作:渡辺 晴代(やしの実4月号より) 「親のこころ子知らず」とよく世間で言いますがよくあるケースです。愛さえあれば世の中は渡れると思っている若い二人を親は不安に思っているものです。姑小姑と対決できるか…

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平成28年4月『売っている 側に福ある 福袋』

作:鈴木 岳文(やしの実3月号より) お正月の福袋にはいろいろあるようですが、高級品の中に在庫一掃の残り物が混じっているというイメージが浮かびます。主要の高級品が、好みに合うか合わないか、それこそ運任…

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平成28年3月『お祝いへ 添える言葉は けちらない』

作:五島 只男(やしの実2月号より) このお祝いは何であるか分かりませんが、結婚から喜寿・米寿の高齢祝いまで人生にはいろいろな祝い事があります。祝詞も気をつけないと、見え見えのお世辞も相手に不愉快な思…

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平成28年2月『井の蛙 ストレスもなく よく眠り』

作:前田 和代(やしの実1月号より) この句は「井の中の蛙大海を知らず」の諺で、人間社会を皮肉ったものです。考えや知識が狭くて、もっと広い世界があることを知らない世間知らずが、安穏に暮らしている様を詠…

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平成28年1月『足踏まれ 踏まれた人に なり解る』

作:椿 陽子(やしの実12月号より) 人の足を踏んで「あっごめんなさい」で済みますが、踏まれた人はその痛みにより恨みに思われることがあります。一方企業対企業となるともっと深刻です。トラブルで痛手を蒙っ…

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平成27年12月『無欲でと いう欲を出す 勝負事』

作:鈴木 裕子(やしの実11月号より) 無欲と言う欲とは、川柳的なうまい表現ですが、この無欲とは冷静という意味だと理解できます。勝負事には欲がからみ、勝とうという意欲が面白味を増すのです。接待ゴルフと…

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平成27年11月『再婚に あれそれはまだ 通じない』

作:戸田 惠子(やしの実10月号より) 老夫婦になると、物忘れも加わって「あれ」はどうしたとか「それ」を取ってくれとか、あれ・それと固有名詞を使わずに会話をする場面が多くなります。それで意思疎通ができ…

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平成27年10月『二女のよう 歌も二番は 飛ばされる』

作:前田 和代(やしの実9月号より) テレビ等の歌謡番組によると、歌手は大体歌詞の一番と三番を歌い、二番は飛ばされているようです。それを家族構成の二女に例えたユーモア句です。長女は生まれた時からチヤホ…

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