つなげ手ねっ!と:穂の国 風流太鼓

書き手:穂の国 風流太鼓 磯村 有澄
「ボランティア演奏活動20周年 ~和太鼓を通して皆で『楽しむ』~」

穂の国風流太鼓写真1

●「穂の国 風流太鼓」 ボランティア演奏活動20周年
 穂の国風流太鼓は2002年より活動をはじめ今年でボランティア演奏活動20年になります。
 和太鼓を中心に歌や舞などの民衆の文化、民俗芸能を取り入れた豊橋市の和太鼓グループです。
 老人福祉施設を中心に地域のイベントなどでボランティア演奏を行っています。
●始まりは老人福祉施設のボランティア訪問
 かつて老人福祉施設に勤務していた私は常々、入所者の皆さんをもっと元気づけることはできないかと考えていました。そして思いついたのが、幼少より親しんできた和太鼓の演奏を披露することです。たった一人で和太鼓を持参し、ボランティア訪問を始めたのは2002年のことです。活動を続け交流を重ねるうち、地域の皆さんから「私もやってみたい」という声があがり、徐々にメンバーが増え、現在の形となりました。

●日本全国のお祭りをテーマに皆さんと一緒に楽しむ
 活動当初は、伝統芸能の和太鼓演奏を中心とした演目で披露していましたが、観ている方々が途中で退席したり、別の事を始めてしまったりと、あまり楽しんでいらっしゃるようには感じられませんでした。
 そこで、日本全国のお祭りをテーマとした選曲を行い、観ている方が参加して楽しめるように構成をアレンジしました。その結果、元気のなかった方が笑顔を見せてくれたりと、以前とは見違えるほど良い雰囲気になりました。現在も観ている方々の反応を見て、
どうしたらより楽しんでもらえるかを常に試行錯誤しています。

穂の国風流太鼓写真2

 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2020年の3月以降は出演予定がない状態でしたが、今年の秋からまた皆さんの前で演奏できるようになりました。
これからも新しい曲や踊りに挑戦するなど、以前より更に楽しんでもらえるように努力を続けてまいります。
※メンバーは随時募集しております。ご興味のある方は、是非一度ご連絡ください。

2022年11月09日|ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と