ボラセンノート:大雨災害リスクへの備え
本通信9月号でもお伝えしましたが、6月2日の大雨よる道路の冠水や家屋の床上・床下浸水等の被害により、豊橋市においては初めて災害ボランティアセンターが立ち上がり、被災者支援に取り組みました。改めて大雨災害の恐ろしさを実感しました。
今年もこれまでに、全国各地で大雨災害が発生し、多くの地域で甚大な被害が発生したことを、6月から8月にかけてニュースで報じない日はなかったように思います。豊橋市においても6月の大雨以降、9月11日の大雨では、一時間雨量が75ミリと9月としては観測史上最も多く雨が降り、6月の大雨を経験している皆様も不安を覚えたのではないでしょうか。
毎年のように発生する大雨による水害は、台風はもちろん、大気の不安定に起因した線状降水帯等の自然エネルギーが『想定外』であったことが原因との意見がありますが、これまで定めてきた基準には当てはまらない、『想定内』として準備しなければいけない、そんな時代が来ています。
また、想像を超えた雨量は、場所によっては土砂災害のような二次被害を引き起こしてしまう可能性があります。こうした二次災害に備えるためには、豊橋市が作成している土砂や洪水等のハザードマップを確認しておくことや、テレビやラジオの情報はもちろん、豊橋市がその都度発表している避難情報等をチェックし、いつでも避難できる態勢を整えておくことが必要です。
そのためには、平時から非常時の持ち出し品の確認や避難経路の確認、避難時の家族のルール等を確認し合っておくことが大切です。