
社会福祉協議会では、地域のこどもたちへの福祉教育・ボランティア体験学習の推進を行っています。地域や社会で暮らす中で、障害者・高齢者をはじめとするサポートが必要な人がいること、また障害等の有無に関わらず支え合う大切さ等を学んでもらえるよう、用意をしています。
まず福祉実践教室では、手話や点字、車椅子等の体験を通して学びます。多くの生徒にとって初めて知ること、初めて触れるものばかりだと思いますが、普段ボランティア活動をしている方が講師となって教えてくれますので、より分かりやすく、より身近に感じてもらえるように思います。
夏休み期間には、希望者は学校外でボランティア体験学習を行います。小学生(4~6年)は、各校区市民館等で実施している介護予防サロンにお邪魔し、地域の高齢者と一緒に体操やゲームをしながら思いやりの気持ちを持つ機会にしてもらいます。中高生は、地域の高齢者/障害者施設にて利用者との交流や職員の方のお手伝い等をしながら一日を過ごします。また、毎年開催する福祉のイベント「いきいきフェスタ」も、多くの中高生ボランティアが運営サポートを頑張ってくれています。
福祉実践教室・ボランティア体験学習ともに、生徒たちは少し緊張した様子を見せつつ興味深そうに取り組んでいます。困っている人のお手伝いができたり、自分のしたことで誰かに喜んでもらえたり、そういった喜びや思いやりが生徒たちの中で少しでも育まれ、社会にとっても、何より生徒たち自身にとってより豊かなものになればと思っています。今後も多くの児童生徒たちの参加が楽しみです。