ボラセンノート2月:気持ちから若返り

鏡を見る人

 皆さんは、ご自分の見た目が年相応のものだと思いますか?
 ハーバード大学の研究で、高齢者を「ただ若い頃を懐かしく思いながら過ごすグループ」と「若い頃に流行したものが沢山ある部屋で、当時に戻った気持ちで過ごすグループ」に分けてそれぞれ短期間の共同生活をしてもらったところ、後者のグループは視力・聴力・体力・知能指数等が向上したという結果が出たそうです。見た目まで少し若く見えるようになったとのことですので、気持ちの変化による効果には驚くべきものがあります。ソウル大学の研究でも、自分の主観年齢(気持ちの若さ)が実年齢よりも若い人は見た目も身体機能も実年齢より若々しいという結果が出ています。

 私が仕事でよくお会いする方の中には80代半ばでも元気にボランティア活動を続けている方がいらっしゃいますが、しばしば「ボランティアをしていると、自分の年齢を忘れる」と笑いながら話してくださいます。恐らくこの方にとってはボランティア活動を通じて常に多くの方と触れ合っていることが良い刺激になり、それが気持ちの若さに繋がっているのだと思います。

 余暇活動を充実させることができる上に色々な人に出会えるボランティア活動は、そういった「気持ちの若返り」に最適です。ボランティアセンターでは、活動に関するご相談に随時対応しているほか、毎年3月には『ボランティアはじめの一歩セミナー』というイベント(ぼらめ~と情報版掲載)も実施しています。様々なボランティア団体の方から直接お話を聞けるまたとない機会ですので、ボランティアを始めてみたいという方はぜひご参加ください。

2024年02月08日|ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート